こんにちは!今日も一緒にFXの勉強をしていきましょう。
昨日の海外市場では、とても良い学習材料がたくさんありました。特に「経済指標がどのように為替レートを動かすか」を実際に見ることができた貴重な一日でした。
今日学べる3つの大切なこと
- 経済指標の読み方と市場への影響
- 金利と通貨の関係
- リスクオン・リスクオフの基本概念
皆さんも実際のニュースを通して、FXの仕組みを理解していきましょう!
CAPITA投資ナビ編集部では、独自に調査したアンケート結果や調査に基づいて記事を作成しています。
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ニュース解説:各ニュースを教材として詳しく解説
ニュース1:アメリカの雇用指標「JOLTS求人件数」を学ぼう!
学習目標: 経済指標が為替レートにどう影響するかを理解しよう!
なぜこのニュースが重要なの?
昨日発表されたアメリカの「JOLTS求人件数」という指標が、市場予想を大きく下回りました。
【用語解説:JOLTS求人件数】
Job Openings and Labor Turnover Survey(雇用動態調査)の略称。アメリカでどのくらいの求人があるかを示す指標です。この数字が多いほど、企業が積極的に人を雇いたがっている(=経済が好調)ことを意味します。
実際の数字を見てみよう!
- 発表結果: 718.1万件
- 市場予想: 737万件
- 前回の数字: 735.7万件
ポイント
予想より約19万件も少なかったんです。これは「アメリカの労働市場が思っているより弱い」ことを示しています。
なぜドルが下がったの?
ここが大切な学習ポイントです!
- 求人が減る → 経済が鈍化している可能性
- 経済が鈍化 → FRB(アメリカの中央銀行)が金利を下げるかも
- 金利が下がる予想 → ドルが売られる
【用語解説:FRB】
Federal Reserve Board(連邦準備制度理事会)の略。アメリカの中央銀行で、金利を決める重要な機関です。
ニュース2:ドル円の動きから「サポート・レジスタンス」を学ぼう!
学習目標: チャートの重要なレベルと価格の動きを理解しよう!
ドル円はどう動いたの?
昨日のドル円は激しく動きました:
- 出発点: 148.30円付近
- 一時下落: 147.80円付近まで
- 最終: 148.10円付近で終了
なぜこんな動きになったの?
段階1:急落局面 JOLTS発表直後 → ドル売り → 147.80円まで下落
段階2:反発局面
日本の政治不安 → 円も売られる → 148円台まで戻る
【用語解説:政治不安と通貨の関係】
政治が不安定だと、その国の通貨は売られやすくなります。投資家が「安全な通貨」を求めるからです。
チャートで学ぶサポート・レジスタンス
今回のドル円では:
- 147.50円: 重要なサポートライン
- 149.20円: 重要なレジスタンスライン
- 現在: この間でのレンジ相場
ニュース3:株式市場から「リスクオン・リスクオフ」を学ぼう!
学習目標: 投資家の心理と市場の動きを理解しよう!
昨日のアメリカ株式市場
面白いことが起こりました!
- ナスダック指数: +1.02%(大幅上昇)
- ダウ平均: -0.05%(小幅下落)
なぜ同じ株式市場なのに違う動きをしたのでしょうか?
「リスクオン」モードを理解しよう
【用語解説:リスクオン・リスクオフ】
- リスクオン: 投資家がリスクを取って、成長株などを買いに行く状態
- リスクオフ: 投資家がリスクを避けて、安全な資産を買う状態
昨日はリスクオンでした。なぜなら:
- 金利が下がる予想 → 成長株(ハイテク株)に有利
- ハイテク株多いナスダック → 上昇
- 伝統的な企業多いダウ → あまり上がらない
FXでの影響
ポイント
株式市場の動きは通貨にも影響します
リスクオン → 高金利通貨が買われやすい
リスクオフ → 安全通貨(円、ドル、スイスフラン)が買われやすい
知識コーナー:今日の重要用語をマスターしよう!
深掘りコーナー:金利と通貨の関係
FX初心者の方からよく聞かれる質問:「なぜ金利が上がると通貨が強くなるの?」
簡単な例で説明します
例:貯金を考えてみて
- A銀行:金利1%
- B銀行:金利3%
どちらに預けますか?当然B銀行ですよね!
通貨も同じです:
- アメリカ:金利5%
- 日本:金利0.5%
投資家はより高い金利を求めて、アメリカドルを買います。これがドル高の要因です。
チャート読み方の基本
ローソク足の見方(復習)
- 陽線(緑): 終値 > 始値(価格上昇)
- 陰線(赤): 終値 < 始値(価格下落)
- ヒゲ: その時間内の最高値・最安値
移動平均線
- 短期線が長期線より上: 上昇トレンド
- 短期線が長期線より下: 下降トレンド
今日の学習ポイント:覚えておくべき重要事項
理解度チェック
以下の質問に答えてみましょう:
Q: JOLTS求人件数が予想より少なかった時、ドルは上がる?下がる?
A: 下がる(経済鈍化 → 利下げ予想 → ドル売り)
Q: リスクオンの時、成長株と通貨はどう動く?
A: 成長株は上昇、高金利通貨も買われやすい
Q: 政治不安がある国の通貨はどうなりやすい?
A: 売られやすい(投資家がリスク回避)
今日覚えた重要ポイント
1. 経済指標の基本的な見方
- 予想より良い → その国の通貨が買われる
- 予想より悪い → その国の通貨が売られる
2. 金利と通貨の関係
- 金利上昇期待 → 通貨高
- 金利低下期待 → 通貨安
3. 市場心理の重要性
- リスクオン → 成長株・高金利通貨買い
- リスクオフ → 安全資産・安全通貨買い
4. 複数要因の相互作用
- 一つのニュースでも複数の要因が絡み合う
- 短期的な反応と長期的な影響は異なることがある
次回予告:明日以降の学習テーマ
明日(9月5日)の注目イベント
アメリカ雇用統計発表(日本時間21:30)
これは月に一度のビッグイベントです!明日の記事では:
- 雇用統計の見方完全ガイド
- 非農業部門雇用者数とは?
- 失業率の読み方
- 時間給の重要性
- 発表前後のトレード戦略
- なぜ雇用統計で大きく動くの?
- 初心者が気をつけるべきポイント
- 実際の値動きを検証
- 予想と結果の差
- 市場の反応パターン
今週の復習課題
昨日学んだことを忘れないように:
- 経済カレンダーをチェック
- 今週の重要指標を確認
- 予想値と結果の比較
- チャート分析の練習
- ドル円の日足チャートを見る
- サポート・レジスタンスラインを引いてみる
- ニュースと値動きの関連付け
- 重要ニュースが出た時の価格変動を確認
励ましのメッセージ
FXの学習は一日では身につきません。でも、毎日少しずつでも続けることで、必ず理解が深まります。
昨日のような複雑な市場の動きも、基本的な仕組みを理解していれば怖くありません。「なぜそうなったのか?」を常に考える習慣をつけましょう。
明日の雇用統計は大きなイベントです。今日学んだ知識を活かして、一緒に市場の動きを観察しましょう!
覚えておいてください
失敗を恐れず、一歩ずつ前進していくことが大切です。皆さんの成長を心から応援しています!
FXインストラクター 鈴木
※こちらは海外在住の日本人向けコンテンツになります。